本記事では、続けられない脳の仕組みを、BDS理論から読み解いていきます。
習慣化できない理由、“あなたのせい”じゃない
「私って、なんでいつも続かないんだろう?」
ダイエット、勉強、早起き、運動、ブログ更新……。
「やろう!」と決めたのに、気がつけばやめていた。
そんな経験、誰でも一度はあるかと思います。
その時多くの人は、こう思うでしょう。
「私って意志が弱いんだ…」
「努力が足りないだけ…」
でも、本当にそうでしょうか?
私は自分自身や周囲の人々そのような状態を長い間観察するなかで、なにか釈然としない中生きてきました。
しかしBDS理論を体系化する中で、原因が明確化されたのです。
あなたの“努力”は、脳にとって報酬だったか?
実は、続けられるかどうかは「性格」や「意志の強さ」だけでは決まりません。
「脳の駆動構造(=報酬回路の組み方)」によって左右されているのです。
BDS理論では、駆動構造を4タイプに分類し
人には「報酬のもらい方」がタイプ別にある
例えば、同じ「ブログを毎日書く」という行動でも、
- 自在脳(フレックス型)は:「思いついたことを即アウトプット」が快感
- 分離脳(ブロック型)は:「時間を決めて集中→解放」のサイクルが心地いい
- 統合脳(ハイブリッド型)は:「構造化されたテーマに向けて積み上げる」のが報酬
- 安定脳(ルーチン型)は:「同じ時間・同じ作業の繰り返し」が落ち着く報酬
つまり、「同じことを続けられるかどうか」は、
その行動があなたの“報酬構造”に合っているかで決まるのです。
習慣化できないのは、“あなたが悪い”からではない
続けられないのは、怠けているからじゃない。
「その習慣の設計が、あなたの脳に合っていなかった」――それだけ。
努力しても報われなかったのは、
あなたが“意志が弱い”せいじゃなく、
「自分の脳のタイプを知らなかった」だけということです。
だから、必要なのは“自己理解”だった
- なぜ、あの人は毎日コツコツできるのか?
- なぜ、自分は続かないのか?
- どうすれば、無理せず「継続」できるのか?
その答えは、「脳の駆動構造(BDS理論)」を知ることにあります。
次回の記事では──
次は【BDS入門③】として、
それぞれの脳タイプと報酬回路の具体的な違いを紹介します。
この記事のまとめ
- 習慣化の失敗は「意志」ではなく「脳のタイプ」が原因
- BDS理論では人の行動パターンを4つの脳タイプで説明
- 続かない行動は、あなたの報酬構造に合っていないだけ
- 自己理解が、無理のない習慣化を可能にする
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